『メジャー最多安打』を成し遂げた、あの ❛イチロー❜ をかつて擁した「侍ジャパン」が、(厳(いか) つい) 外国人に張り合う為に、といって、自らその御家芸(スモール・ベースボール)に見切りを付けて、いいものだろうか?
節目の会見での、❝(野球に) 体格 (の差) は関係ない─ ❞ の彼 (イチロー) の一言は、今も、感慨深く耳に残っている。
入団当初、ほぼ、「グラウンダー (grounder)」を主体に ❛出塁を重ねた❜ 地味なルーキーに、実は、❝的を外されても空振りだけはしない❞ バット・コントロール の裏付けがあるのを知って以来、そのストイックな姿勢も併せて、彼のプレイ・スタイルには、全幅の敬愛を抱いて来た。
また、「侍ジャパン」といえば、『北京オリンピク (2008)』では、❝完全に見切る❞「選球眼」(「ゾーン (zone)」の異なる外国人審判に「ストライク判定」を連発されて ❝不遇の見逃し❞ に甘んじたものの (=森野将彦 [中日] ) )を、(大会惜敗を越えて) 世界に知らしめたり、その後も、❝ファールで粘って❞ 的を外さない「❛しぶとい❜ 技巧」を海外プレイヤーらの脳裏に植え付けていたことと思う。
だから、メジャーにはメジャーの ❛醍醐味❜ がある一方、プロ野球にも、他国を唸らせ得る ❛味わい❜ がある訳で、有り体 (ありてい) に言って、(真似ごとの) ❛フライ打法❜ で「満塁ホームラン」を献上して貰っても嬉しくないし、体格の異なる外国人と ❛飛距離❜ を競うのも違うと思う。
他でもなく、❝野球の伝道師❞(長嶋茂雄,『アテネ五輪 (2004)』)を担うべき「侍ジャパン」には、率直に、(勝敗を越えて)❝伝家の玄人芸❞ を祖国の野球ファンに報じてほしいと思う。
WBC代表、これまでのスモールベースボールから「歴代最強打線」に…4番は村上かhttps://t.co/icQE2IlzZL#スポーツ
— 読売スポーツニュース (@YOL_sports) January 26, 2023